日本展示学会通信53号(1)

第10期 理事会が発足いたしました

第10期 理事会が発足いたしました

去る4月9日に平成17年度第1回理事会が開催され、第10期理事会が発足いたしました。
会長は互選により端信行氏が前期に引き続いて選出され、副会長には木村浩氏、高橋裕氏が指名され承認を得ました。 
端会長からは、「平成15年度16年度で特別事業として進めてきた研究推進の各プロジェクトがそれぞれ一定の成果を出すことができたので、それらの成果を踏まえて各プロジェクトを整理し、平成17年度は新たにハンドブックの編集などを特別事業化し、またやこれまでに寄せられた様々な課題について検討する場所を設置してさらに学会の活性化を図ることにしたい」との平成17年度活動方針が打ち出されました。

第10期の理事は下記の方々です。

<会長>
端  信行  京都橘大学

<副会長>
木村  浩  筑波大学
高橋  裕  株式会社トータルメディア開発研究所

<理事>
石井 一良  奈良県
宇野 文男  福井大学
栄久庵憲司  GKデザイングループ
勝井 三雄  株式会社勝井三雄デザイン事務所
木下 達文  京都橘大学
草刈 清人  株式会社丹青社
里見 親幸  株式会社丹青研究所
杉田 繁治  龍谷大学
高橋  貴  愛知大学
高橋 信裕  株式会社文化環境研究所
立松  彰  東海市立平洲記念館
坪郷 英彦  山口大学
長澤 信夫  ミュージアム イン
野崎 悠子  YUPLOT造形研究室
福島 正和  株式会社文化総合研究所
森   望  長岡造形大学
吉冨 友恭  東京学芸大学

(敬称略・五十音順)

 

新任理事からのご挨拶

第10期は5名の新理事が誕生いたしました。これから毎号、第10期に新しく理事になられた方々の自己紹介&ご挨拶を掲載して参ります。
今号は草刈清人理事です。

新任理事の草刈です。
学校を卒業してすぐに丹青社に入って、途中 丹青研究所にも創設から10年ほどかかわり、また丹青社にもどっています。その間 展示を中心に博物館の仕事にズ〜と携わっています。

学会歴はそれなりに長いのですが、これまであまり積極的に関わっていませんでした。ある時 ふと「展示」技術そのものに関する発表が少ないと感じ、そう思うなら会員なんだから自分でやらねばならぬと、同僚と「ジオラマ」について発表してみました。確か梅棹初代会長が、医学における臨床研究のようなものを重視すべきだと言っておられたかと思います。これまで様々な研究がなされ、理事の皆様の御努力もあったかとおもいますが、展示の現場で起きている様々な問題を解決することに役にたつ、実践的な研究をさらに充実させることに少しでもお役にたてればと考えおります。

また 京都での研究集会をきっかけに 一般会員として少し積極的に活動をしようかと 研究プロジェクト(文献にみる「展示」の歴史的研究 と 展示学ハンドブック)に入れてもらい活動してきました。一般会員が気軽に参加できる研究の場は 有効でしたし、今後も展示学の発展のためにも重要だと思います。

今年度は ひきつづきこれら関わるとともに、里見理事を補佐して小樽での大会の事務局も勤めます。小樽の大会は、まだまだ会場に余裕があります。非会員の方々もお誘いの上多数御参加下さい。
これからもよろしくお願いいたします。

草刈清人