日本展示学会通信55号(1)

3/4見学会の案内

今話題の日本橋にて、見学会を開催いたします。

まずは、昨年10月に開館した真新しい美術館「三井記念美術館」です。三井家の美 術品を収蔵してきた「三井文庫別館」(東京都中野区)が三井家縁の日本橋に移転 し、新たな美術館として生まれ変わった姿です。その新生「三井記念美術館」がある 建物は、昭和4年に建築された三井本館。今、日本橋地区では「伝統と進化」を目指し街づくりが進められていますが、美しい洋風建築の三井本館は日本橋の“伝統”を伝える代表的なものです。その隣には昨年7月に竣工した日本橋三井タワーがそびえたち、まさに「伝統と進化」を象徴する姿です。

今回は学芸課長の清水実氏より「三井記念美術館」についてのレクチャーを伺った後、館内を見学します。引き続き、日本の貨幣史を展示する「日本銀行貨幣博物 館」、三井越後屋のファサードを再現した「三井越後屋ステーション」を見学いたし ます。

江戸開府より交通・経済の要衝として栄えてきた日本橋の歴史や未来が、街並や施 設にどう“展示”されようとしているかを感じていただければと思います。

テーマ:「日本橋 その“伝統と進化”」
日 時:平成18年3月4日(土)10:30〜16:00ごろまで
  (集合10:20 日本橋三井タワー1Fアトリウム)
参加費:1,000円(入館料・資料代)*当日徴収いたします。
主 催:日本展示学会(課題検討委員会)
プログラム
「三井記念美術館」レクチャー(学芸課長 清水実氏)
「日本銀行貨幣博物館」展示解説(学芸員 関口かをり氏)
「三井越後屋ステーション」解説((株)北山創造研究所ディレクター 鈴木理恵氏)

貨幣博物館入口
▲貨幣博物館入口
貨幣博物館内
▲貨幣博物館内

見学施設紹介

「三井記念美術館」
江戸時代より300年に及ぶ三井家の歴史の中で収集された日本・東洋の美術品を数多く所有する美術館です。2/21〜4/2は企画展「三井家のおひなさま」、併せて開館記念特別展示「江戸老舗所蔵の名品」が開催されています。
http://www.mitsui-museum.jp/index2.html

「日本銀行貨幣博物館」
昭和57年、日本銀行創立100周年を記念し設置され、日本および諸外国の貨幣類を主に所蔵しています。常設展の他に、今回は企画展「黄金の分銅ー天下人の遺産ー」と 題し、尾張徳川家に伝来した分銅を展示しています。
http://www.imes.boj.or.jp/cm/htmls/index.htm

「三井越後屋ステーション」
江戸時代の三井越後屋を再現したその外観、実は日本橋地区情報発信拠点です。イベ ントスペース「日本橋越後屋スタジオ」、日本橋の老舗を集めた越後屋カフェ、にほ んばし屋台などが設置され、日本橋散策の拠点ともなっています。
http://m-echigoya.jp/index.html

◆参加希望の方は、氏名・所属・連絡先(電話・FAX・e-mail)を記入の上、下記へFAXまたはe-mailにてお申し込みください。

◆お申し込み、お問い合わせは 日本展示学会 東京連絡所(担当:高柳)まで
TEL03-5276-5751 FAX03-5226-7832
E-mail info@tenjigaku.com