2014年度研究集会 in 島根(終了しました)

2014年度研究集会 in 島根(終了しました)

 今年度の研究集会は、島根県奥出雲および石見地域を巡る、1泊2日の行程を計画いたしました。

 かつて世界文化遺産登録を受けた石見銀山地域の現状と課題を掘り下げ、併せて近郊の雲南市吉田町における地域活性化と文化観光の在り方を視察することで、文化によるまちづくりの実情を研究することが目的です。
 展示学的視点で世界文化遺産、文化観光を見ることで新たな認識が生まれることを期待し、多くの会員の皆様の参加を求めます。

<2014年度研究集会 in 島根>

■日 程:2014年11月22日(土)~23日(日)
■訪問地:鉄の歴史村(島根県雲南市)、石見銀山(島根県大田市)
■募集人員:15名(定員) *最小催行人数10名
■参加費:17,000円(現地での交通費、施設使用、入館料等含みます)
     *集合・解散場所までの往復交通費、宿泊費は含みません。
     *宿泊先の予約も希望される方は、その旨明記ください。
      ツインルームのシングルユース(朝食付き)で6000円(税抜)となります。     ←日程がせまりましたので、宿泊の予約は締切ました。

■プログラム:
<22日(土)>
 集合  9:00 出雲空港 →(バス)→10:00 鉄の歴史村着
    10:00  <講演>藤原洋氏(全国地域ミュージアム活性化協議会事務局長)
    12:00 昼食
    13:00 <見学>鉄の歴史村
    16:30 鉄の歴史村発 →(バス)→18:00 大田市着
    18:30 懇親会(夕食を兼ねて)
<22日(日)>
  集合  8:20 集合(大田市駅 or ホテル)
     8:30 大田市発 →(バス)→9:00 石見銀山着
    10:00 石見銀山世界遺産センター 
         <解説>中田健一氏(大田市教育委員会)
        石見銀山資料館
         <解説>仲野義文氏(石見銀山資料館長)
    12:20 昼食・大森地区(町なみ保存)自由見学
    15:30 集合(石見銀山世界遺産センター駐車場) 
    15:40 石見銀山発 →(バス)→17:30 出雲空港着・解散
*時間は予定です。変更になる場合もあります。
*参加者には別途詳細の行程をご連絡します。

■主 催:日本展示学会
■後 援:全国地域ミュージアム活性化協議会(申請中)

■申 込:event@tenjigaku.com へ
     氏名、所属、連絡先を明記して申込ください。
     併せて、宿泊の手配も希望される場合はその旨明記ください。
     受付次第、詳細の行程等をお知らせいたします。
■締め切り:定員になり次第締め切ります。

【問い合わせ先】
日本展示学会 東京連絡所 高柳
E-mail info@tenjigaku.com
TEL 03-5276-5751

**訪問先紹介**

「鉄の歴史村」
 島根県旧吉田村は6世紀ごろから“たたら製鉄”が始まったとされる歴史ある土地で、一時は国内屈指の鉄生産地として隆盛を誇ったが、1800年代後半からの近代製鉄の導入によりたたら製鉄は急速に衰退した。一時は薪炭製造などで地域経済を支えたが1960年を境に家庭燃料の転換、労働力の流出により人口の減少と地域経済の収縮が続いた1980年代に入り、これまでの歴史的遺産を活かし、新しい産業を想像しようという取り組みが始まり、現在、たたら製鉄の歴史的遺産を核に「鉄の歴史村」として展開されている。
 今回の訪問では、こうした「鉄の歴史村」を構想し、中心となって奔走された藤原洋氏に講演をお願いしてる。

「鉄の歴史村」公式サイト
http://www.tetsunorekishimura.or.jp/
「鉄の歴史博物館」
http://www.pref.shimane.lg.jp/life/bunka/bunkazai/shiseki/shisekidesu/about-shiseki/shiseki24.html
島根県吉田村 鉄の歴史村構想
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ssa/grp/02/3syo5.pdf

「石見銀山」
 石見銀山遺跡は、環境に配慮し、自然と共生した鉱山運営を行っていたことが特に評価され、2007年7月に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として、国内では14件目、鉱山遺跡としてはアジアで初めて世界遺産に登録された。
1526年に発見されて以来、1923年まで約400年間にわたり採掘され、日本の東アジア交易の重要な役割を担ってきた。16世紀には、日本の銀鉱山としてヨーロッパで制作された地図にも記されており、16世紀半ばから17世紀前半においては世界の産銀量の約1/3を日本産の銀を占めていたが、そのかなりの量が石見で算出されたものだったと考えられている。
 世界遺産登録を機に開館した石見銀山世界遺産センターを中核施設とし、鉱山に隣接して発展した町並みや実際に掘られていた坑道等を整備し公開している。また”自然と共生してきた”という世界遺産登録の主旨を踏まえ、パーク&ライドを実施し、ツアーガイド等も充実させている。

石見銀山世界遺産センター
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/
石見銀山遺跡とその文化的背景
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/wh/jp/index.html

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